YAPC::Asia TOKYO 2012

【怠惰】コンピュータにやらせることができる仕事は何でも自動化する─全体の労力を減らすための手間は惜しまない─プログラマ三大美徳の一つです。機械学習はいろいろ自動化できて面白そうだけど、確率の理論とか途中の数式とかが難しそうで敬遠しているプログラマは人生の時間の大半を損しているかもしれません。

機械学習やデータマイニングの技術は現実のビジネスの世界でも役に立ちつつあります。 音声認識、手書き文字認識、日本語入力、メールのSPAMフィルタ、評判分析、購買予測、 リコメンド機能、検索エンジン、集合知、3Dモーションキャプチャなど応用は様々です。

機械学習に関する入門書はいくつかありますが、確率論、微分積分、線形代数などの 知識が前提で、途中で学習を挫折してしまう人が後を絶えません。暗黒通信団の同人 誌「パターン認識と機械学習の学習」がジュンク堂書店コンピュータ書籍の全国週間 ベストセラーを記録したことは、苦労した人の多さを表しているのかもしれません。

本トークでは、怠惰なPerlプログラマが機械学習を学習してみる試みを紹介します。 いくつかのWindows環境での機械学習を応用したデモを予定しています。