最近のウェブサービスの検索機能やその先の話
Abstract
本トークでは、Elasticsearchという検索ミドルウェアを利用して、ウェブサービスの機能性を進化させる話をします。
Elasticsearchは、他の検索ミドルウェアに対して、そのAPIファーストの設計による拡張性の高さや、スケーラビリティの高さ、内蔵のQuery DSLによる高度で複雑なクエリに対する柔軟さ、などの利点があります。また、単にデータを検索する機能にとどまらず、自身がもつ検索機能を基盤にした、集約・集計機能などのより高レイヤーの機能が充実してきています。そして、FacebookやGitHub、Wikimediaなどのさまざまなインターネット関連組織にとどまらず、ゴールドマン・サックスなどの金融業界におけるデータ分析のための採用も進みつつあります。
本トークでは、Elasticsearchに加えて、はてなのサービスで過去に利用してきた検索ミドルウェアもふまえつつ、大量のデータをもつウェブサービスにおいて、検索・集約を担当する専用のミドルウェアを既存のデータベースと組み合わせて利用することで、ユーザーから預かったデータの記録・管理・検索・集約といった機能性をどのように進化させることが出来るかをご紹介します。また、このような検索ミドルウェアのPerlからの利用を支えるCPANモジュールや、その設計についても触れます。
トピック
- SQL LIKE検索、Senna、Sedue、Solr、そして Elasticsearch へ
- 巨大なテーブルへの ALTER TABLE の代わりの選択肢としての検索ミドルウェアへのオフロード
- 検索ミドルウェアの利用を支えるCPANモジュールたち
- WebService::Solr と Search::Elasticsearch の設計思想の比較
- Elastic*S*earch.pm、 Elastic*s*earch.pm、そして Search::Elasticsearch へ
- 人々は自分の意見にもっとも騙される
- DSLとしてのSQLとElasticsearchのSearch DSLの比較
- 検索結果から集約へ、集約結果からまた検索へ
- さらにその先へ
Talk Details
Venue | Main Hall (Fujiwara Hiroshi Hall) |
---|---|
Starts On | 2014-08-29 11:40:00 |
Talk Category | Applications |
Language | Japanese |
Slide Subtitles | Japanese |
Talk Duration | 20 minutes |
Material (Difficulty) Level | Regular |
May we take your photo? | disallow |
May we record your talk? | disallow |