YAPC::Asia Tokyo 2012 は Perl 書いたことがない人にもオススメ!今年のYAPCの見所を紹介!
こんにちは、櫛井です。
「YAPCって Perl のイベントでしょ?興味あるけど Perl 書いたことないわ」という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。いえいえ、そんなことはございません。今日はYAPCの魅力と、今年の企画内容などを紹介させてもらおうと思います。
YAPC::Asia Tokyo の魅力
「YAPCをもっと色んな人に知ってほしい」ということで、今年は色々な場所に露出していく用にリーフレットというかフライヤーというかチラシを作りました。こんなんです。
イベントそのものを知らない方に向けてテキストを書いたので少しご紹介。
YAPCは"YetAnotherPerlConference"の略称です。元々アメリカのPerlConferenceがルーツで、OSCON等の高い参加費を払わないと参加できないカンファレンスではなく、Perlに関係する人なら誰でも気兼ねなく参加できる「草の根活動」的なカンファレンスとしてはじまりました。
(中略)
YAPCはもちろんPerlのカンファレンスですのでPerlに興味のある人が参加する傾向が強いですが、YAPC::AsiaTokyoに限らず、YAPCは「講演を聞きに行くイベント」ではなく、「様々な技術者と直接交流するためのイベント」としての傾向が強く、カンファレンスというよりお祭り色が強いイベントと言えます。このため、参加者も実に多岐に渡り、Perlというくくりだけで判断すると良い意味で期待を裏切られるかもしれません。
これまでもPHP,Python,Haskell,Javascriptなどの他言語の発表の他、システムを運用するためのティップス、エンジニアのマネジメントなど、Perlは関わってくるものの、主題ではないトークが多数発表されてきました。
(中略)
「Perlは書いたことないし、知り合いもいない」そんな不安もあるでしょう。しかし、このYAPCは Perl という言語だけのためのカンファレンスではなく、Webに関わる全ての技術を巻き込みながら成長をしているPerlというコミュニティのお祭り会場となっています。最初の一歩は敷居が高いかも知れませんが「エンジニアとしてインターネットを作っていきたい」そう思っている人ならば誰でも楽しめるお祭りです。
ほうら、素敵なイベントなのですよ。
開催予定企画 その1「Perl今昔」
2006年から始まった YAPC::Asia Tokyoも今年で7回目。毎年発表されるトークは最新の話題が多いですが、あまり過去のことを振り返る機会はありませんでした。このセッションでは有名Perl Hacker たちをパネリストに迎え「Perl今昔」と題して、2006年以降のWeb/インターネット/ITの変化について YAPC::Asia Tokyoの歴史や当時の社会現象などと合わせながら振り返りたいと思います。初心者も中級者も上級者も全員が楽しめる、そんなセッションになるかと思います。トークはYAPC::Asia Tokyo2012の二日目、9月29日(土)の13時からメインホールで行う予定です。
開催予定企画 その2 「LTソン」
※昨年の本編LTでドラ待機している様子
YAPC::Asia Tokyo 2012 のメインホールの横は「多目的ホール」という大きなホールになっており、今年はそこで ハッカソン ならぬ「LTソン」(≒LTマラソン)を開催予定です。
・人前で喋ることに抵抗がある
・いつか話してみたいけど...(と言いつつ何年も経った)
・なにを話したらいいのかわからないよ
という、LT未体験な方を中心に発表してもらおうという試みです。
このLTソンはメイントラックのLTとは別なもので、YAPCで初心者を中心として二日間LTを継続的に行うサブイベントですが
・スピーカーを増やしたい
・LTを通じて、コミュニケーションを増やしたい
・特に若い人や、既存のつながりのない人達を活性化したい
といった目的があります。YAPCに限らない、プログラマーたちの交流の場としてYAPC::Asia を有効活用していただければと思っています。
この企画は hachioji.pmの皆様にご協力いただき、実現することが出来そうです。関係者の皆さん、ありがとうございます。応募方法や具体的な内容については改めてアナウンスをする予定ですのでお楽しみに。
開催予定企画 その3
ゲストスピーカーには Tim Bunce氏, Adam Kennedy氏, および Larry Wall氏をお呼びしております。Larry Wall氏は言わずと知れたPerlの生みの親で、2年ぶりの来日となります。Tim Bunce氏は誰でも使ったことがあるはず、DBI.pmの作者であり、近年ではPerlコードのプロファイリングツールであるDevel::NYTProfを開発した事で有名です。Adam Kennedy氏はこれまた有名なDBD::SQLiteの作者であり、PerlのWindowsディストリビューションであるStrawberry PerlやPerlで書かれたIDE Padreを開発してる方です。この二人はなんと初来日!彼らのトークが聞けるのはYAPC::Asia Tokyo 2012だけです!
また、二人の他にスペシャルゲストとして Ingy dot Net氏、そしてpaperboy&coのmizzyこと宮下剛輔氏にご来場いただきます。Ingy dot Net氏はYAMLのオリジナルの開発者の一人であり、今回久しぶりの来日となります。宮下剛輔氏はpaperboy&coでテクニカルマネージャーとして活躍されており、エンジニアを統括する立場の技術職としての話をお話いただく予定です。
このように、今年も海外+国内からここでしか聞けない濃いお話を聞けます!お楽しみに!なお、詳しくはトークリストおよびトークスケジュールをご覧ください。
というわけで「よーし、パパ YAPC 参加しちゃうぞー」と思った方は是非こちらからチケットを購入してください。Tシャツ付きチケットは今週末で販売終了ですので、忘れないうちにお早めにどうぞ!学生の方は無料です。
また、YAPC::Asia Tokyo 2012 公式サイトの右側にあるスポンサーリストに掲載されている企業様であれば、YAPCスポンサーチケットが配布されていますので、担当っぽい人に「YAPCのチケットあるって聞いたんですけど?」と聞いてみてくださいね。
今年もYAPC::Asia Tokyo 盛り上がりそうです!皆さんも心と体とプレゼンの準備を整えておいてくださいね!